こんにちは、大瀬と申します。定年を迎え現役を退いた勤務医です。
毎日働くほど元気もなく、再雇用は断りましたが、たまにスポットバイトをして生活の足しにしています。
正直なところ、お金はあまり必要では無いのですが、脳のリハビリと孫のおもちゃ代を稼ぐという意味で、続けています。
定年後のスポットバイトについてお話しします。
定年医師のスポットバイト、業務内容は
定年医師のスポットバイトは、別に定年前と基本的には変わりありません。
とはいえあまり負荷の高い業務はできませんので
- 外来
- 健診
- 献血
- 在宅
程度が基本です。
基本的には肉体的な負担が少なくて、日中で業務が終わるバイトばかりです。
救急病院の当直などを、定年後の医師が受け持つという事はまずありません。
病院側からしても、定年後のバイト医に求めている事は
- 医師免許を持っている
- ベテランドクターに見える
という2つですので
ものすごいスキルを発揮して大活躍!
みたいな事にはなりません。
患者さんが安心できるようなベテランの風格と、医師免許を持っているという事だけで、業務が円滑に進むような業務にのみ、基本的には従事します。
また私は知り合いの医師が開業している事が多いので、その外来を手伝う事が多いです。
自分の人脈を通じるだけで仕事が無限に舞い込むのも、ベテランの定年医師ならではかもしれません。
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定年医師のスポットバイト、相場(時給)は
1日働いて5〜6万円くらいです。時給にして1万円届かないくらいではないでしょうか。
定年前と定年後もバイト代はあまり変わりありません。
当直やリスクのある業務などができないので、それほど高くはありませんが仕方ないですね。
友人の医院のお手伝いなど、インターネット経由でない場合はもう少し高い時が多いです。
ボケ防止とおお小遣い稼ぎのためにやっているので、私としては十分過ぎる金額です。
定年医師のスポットバイトにおける注意点
定年医師がインターネットでスポットバイトを探す際、定年医師でもできるかどうか必ずチェックして下さい。
案件に
- 定年医師OK!
- 定年医師歓迎
などの記載があります。
また電子カルテが昨今は基本ですから、タイピングができない定年医師は仕事が無いと思ってください。
今から練習しても遅くはないですが、それなりに大変だと思います。
年を取ってから新しい事をやろうとすると、若い頃の何十倍の時間と努力が必要ですから。身にしみる毎日です。
また、あまりにも定年医師がバイトでお金を稼いでしまうと、年金を減らされてしまいます。
この辺りは人の好みでしょうから、お金を目的としていない人にとってはどうでも良い話かもしれません。
お金が目的だという定年医師にとっては一大事です。覚えておきましょう。
いくらまでバイト代を稼ぐといくら年金が減るか、などの具体的な話は税理士さんなどにお尋ねください。
定年医師のスポットバイト、必要物品はコレ
定年医師だからこそ必要、という物品はこれといってありません。
しかしながら個人的には
- 老眼鏡
- よく聞こえる聴診器
は必ずも携帯しています。
老眼がキツすぎて、細かい字で書いてある書類や紙カルテを判読するのに一苦労です。
自分の度数にあった老眼を忘れないようにしましょう。
また耳も聞こえずらくなってきていて、聴診も一苦労です。
私は循環器内科用のそれなりに高い聴診器を愛用していますが、バイト先にあるような安物の聴診器では聞こえにくい事が多いので、よく聞こえるマイ聴診器は持参するようにしましょう。