僕は後期研修が始まった医師3年目から、積極的にスポットバイトをしていました。
やっすい研修医の給料を抜け出して、やっとの想いで届いた後期研修。
嬉しかったですね。
今回はそんな、医師3年目の後期研修医が行うスポットバイトについて。
目次
医師3年目の後期研修医でもできるスポットバイト一覧
医師3年目の後期研修医でもできるスポットバイトは、当然のごとく限られています。
具体的には
- 寝当直
- 健診
- 献血
くらいでしょうか。
中にはコンタクトの処方くらいならできる、という方もいるかもしれませんが、別記事にあるように特殊な技能が求められるケースも多いので、推奨しません。
医師3年目は、一応医師として初期研修を終えたとはいえ、何かの専門家ではありません。
特殊な知識や技能を有しない、医師であればできるようなバイトに絞っておいた方が良いでしょう。
健診や献血は、基本的に日中に行われます。
業務内容も、正直医師免許さえあればできてしまうような内容ばかりですので、医師3年目の後期研修でも行う事ができるバイトです。
寝当直も、それなりの救急病院での当直を2年かけてやってきた医師であれば、まず3年目で問題なく対応できます。
基本的には看取りやちょっとした問題に対応するだけですが、場合によっては診断治療をしつつ他の大きな病院へ搬送になる時もあります。
初期研修中に、救急外来で行う一通りの処置ができればまずできますので、問題ありません。
医師3年目の後期研修医でもできるスポットバイトの相場(時給)
地域にもよると思いますが、バイト代は1回5万円前後が相場です。
健診、献血、寝当直全てです。
時給にして8000円くらいでしょうか。
月2回やったとして、月10万円、年収120万円アップです。
若い頃の120万は結構大きいので、医師3年目の後期研修医になったらぜひバイトを始めましょう。
医師3年目の後期研修医がスポットバイトをやる際の注意点
医師3年目の後期研修医は、何と言ってもやはり経験が足りません。
知識は勉強して知っていても、圧倒的に経験が足りない。
それによって生じる
- 患者や家族とのコミュニケーション問題
- 搬送先の病院の担当医への紹介状クオリティ問題
などに、注意しましょう。
いわゆる「ノンテクニカルスキル」です。
また、献血や健診の時に態度を注意される場合があります。
具体的には
- 態度が横柄
- 言葉遣いが汚い
- スマホを触っている
など。
特に献血や健診は、基本的に健康に問題の無い人が来ているわけであって、外来や救急と違います。
その違いを理解してバイトに挑まなければ、あとで痛い目に合うでしょう。
医師3年目の後期研修医のバイトは経験とお金が手に入り実りも多いですが、リスクもありますので注意しましょう。
医師賠償責任保険は必須ですので、入っていない人は必ず入りましょう。
民間医局の医師賠償責任保険がオススメです。
- 関連記事:医師バイトで民間医局を使った感想、評判
医師3年目の後期研修医がスポットバイトをやる時のコツ
医師3年目の後期研修医がスポットバイトをする際、僕から伝えたいのは
郷に入っては郷に従え
という事ですね。
どんなバイト先でも、必ずそのバイト先にはベテランのスタッフがいます。
多くの場合、看護師さんです。
ベテラン看護師さんから色々と聞いて
- ローカルルール
- 普段の医師がどう仕事をしているのか
などを教えてもらうのが吉です。
大きく間違う事は少ない上に、自分で調べるまでもなく答えがわかるので時間効率も良いです。
郷に入っては郷に従いましょう。
また、スマホやパソコンでメモを取る事をわすれないようにしましょう。
クラウドソフトでバイトに関する情報をメモしてまとめ、次のバイトに活かしましょう。
自分だけの知見が溜まっていって、仕事を覚えるのが早くなります。
仕事を早く覚えてしまえば、色々なバイトを追加で行う事ができますし、有利です。
医師3年目の後期研修医は、まがりなりにも2年の初期研修医を終えてはいるものの、やはりまだまだペーペーだという事を自覚しなければなりません。
普段働いている常勤先の病院で、どれほど顔見知りになってベテラン感が少し出て来たとしても、バイト先では初心者です。
次に来た時、そのメモを見れば何をすれば良いのかパッとわかる。
知り得た情報や、気になった事柄は調べてまとめておく。
「郷に入っては郷に従え」に次いで、僕個人としてはオススメします。